おはようございます♪
気持ちの良い朝です。
365日こんな気候なら、冷暖房代がかからなくて良いんだけど。
本日は常連団体様のご滞在(4泊されます)ならびに
ご新規、リピーター様もご来館となりまたまた賑わいますよ。
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さて。
昨日のブログで、「コスト削減、サービスの簡略化」のことを
書きました。
こういうスタイルは何も今始まったわけじゃないんです。
実は、当館もむかーしむかしは、「コスト削減、サービス簡略化」の
宿でした。
いや、「宿」という名称は正しくないですね。
正確には「貸間」と言います。
読んで字のごとく「お部屋を貸す」のです。
ただし、アパート経営ではないですよ。
湯治目的のお客様が1週間、2週間と長期滞在するための
お部屋を提供するのが「貸間」
お食事は付きません。
皆様、自炊です。
そう、地獄蒸しを利用して自炊をおこなっていました。
鍋や釜は貸間に備えてありました。
なのでお客様はご到着になったら、まず台所へ直行し
鍋、釜を取ってから貸間へと向かったそうです。
大きなリュックをしょって、鍋、釜の争奪戦だったそうですよ~。
「貸間」は、あくまでもお部屋を貸すだけですので
仲居さんによるご案内なぞありません。
お部屋にティッシュやアメニティの備品なぞ備えてはいません。
「お部屋」と「温泉」にのみ料金が発生するわけです。
だから、とってもお安く宿泊出来ました。
昭和30年代の楽々園(ゆの香の前身)。
中央の男の子が持っている垂れ幕には「貸間」という
文字があります。
「貸間」と「旅館」は提供するものが違います。
☆癒しの空間
☆極上のサービス
などを貸間にもとめてはいけません。
あるのは
☆いつでも温泉に入ることが出来る環境
☆いつでも部屋で横になることが出来る環境
そして
☆良質の温泉(注・・・眺望や設備が良いわけではない)
です。
これが昔の「超コスト削減、サービス簡略化」の激安宿(貸間)の
システムです。
激安にはちゃんとした理由があるのです。
だからこそ「貸間経営」が成り立ったわけです。
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