皆様は子供の頃ってどんな風でした?
私は大分県北部の「宇佐市」という、田舎で暮らしていました。
家のまわりは田んぼだらけで。
夏のこの時期は、カエルの大合唱。
電話で友人と話していて
「ねえ、後ろでゲコゲコ聞こえるけど?何の音??」
と言われるくらいの大合唱でした(笑)
地元の公立小学校から高校まで通いました。
当時からマニアックなところがあって、図鑑とかが
大好きな子供でした。
で、小学校の高学年になるまで非常におとなしい子供でした。
本当ですって!
もし、小学校の担任の先生が今の私を見たら
腰を抜かすかもしれません。
なんていっても「女将」ですから。
毎日たくさんの知らない人とお話しますよ。
担任の先生には
「ありえません。人間違いです。」
って断言されるかもしれません(笑)
今でも覚えているのが、小学校一年生のときの家庭訪問で
先生が母親に
「○○さんは、とてもおとなしいですね。もう少し発言できると
良いですね。」
と話したこと。
どのくらいおとなしかったかって。
休み時間に遊んでいたとき、走っていた男の子がぶつかってきて
(わざとじゃないです)
あまりの勢いで私は鼻血が出たのですが、それでも先生に
「鼻血が出ました。」
って言えないくらいおとなしかったのです。
もちろん、男の子に文句も言いませんでした。
真っ赤に染まった私の制服を見て先生が
「まあ!どうしてもっと早く言わなかったの?」
ってびっくりされたくらい。
先生が怖いとか、その男の子が怖いとかじゃなくって
(いじめられっこではなかったんです。おとなしいってだけ。)
自分からお友達以外の人に物を言うってことをしない子だったのですよ。
知らない人になんて絶対話しかけません。
ピアノと習字のお稽古に通っていましたが、先生にも
話しかけたりはしませんでした。
でもお稽古をやめたりはしなかったんです。
ピアノはとても好きでした。
ただ、当時の先生はややヒステリックなところがあり怖かったなあ。
(手を叩かれたりすることもあったし)
しかし「ピアノ辞めたい。」とか先生に言ったら10倍ヒステリックに
なるのが子供心にもわかりましたので、それは言えずに
耐えました(苦笑)
先生は怖かったけど、音大受験には関係ないモーツァルトのソナタを
たくさんレッスンしていただけたことは、私にとって良い経験となりました。
話がそれましたね。
自分自身でも
「大人になって、こんなにおとなしかったらお仕事とか出来るかなあ。」
と不安になることもありました(笑)
が。
そんな不安はどこへやら。
今では旅館の女将ですからねえ。
人生って本当にわからないものです。
知らない人だってへっちゃらですし、言葉は通じませんが
外国のお客様とだって会話しちゃいますよ。