「お客様の気持ちになって」とは良く使われる言葉ですが
私がそれを果たして実践してきたのか!?とあらためて問われると
「そのつもりではあるけれど。」というのが答えかもしれません。
もちろん、日々お客様の気持ちになっているつもりですが
旅館内にいる限り、私は「お客様」ではありません。
本当に「お客様の気持ち」を知るならば、実際に「お客様」として
扱われる体験をしなくてはいけないのではないか・・・。
と、常々考えておりましたし、また多くの人にも言われてきました。
つまり、他の旅館に実際に宿泊して、良いところを学びなさいということです。
いくら私が無い知恵絞って考えたところで、自分が経験した以上の案は
出てきません。
また、今まで「ゆの香」にご宿泊いただいたお客様が、雑誌やテレビを見て
期待に胸膨らませていた、その期待通りだった、または期待を裏切られた!
という気持ちも、私が実際体験しなくてはわからないことです。
そんなこんなで・・・。
私も旅行雑誌をあれこれと見て『ここに行きたい!』と思ったお宿を
いくつかピックアップし、更にいろいろな人の話を聞いて、ある1軒のお宿を
選びました。
そして、予約の電話をかけました。
「お部屋が空いているといいなあ。」
と電話口でわくわくする気持ち。
「お部屋ご用意できますよ。」
と言われ、とてもうれしく思い。
予約が取れたら、今度は周辺の観光情報を調べ
これまた楽しい。
旅館に訪れる皆様、同様の思いを抱いてやってくるのです。
その気持ちを裏切らないようにしなくてはいけないのだなあと
今更ながらに実感いたしました。
宿泊する日がとても楽しみです。