一昨日ご宿泊になったお客様が、チェックアウトの際に
「今度は5月に来たいのですが。」
と次回のご予約をしてくださいました。
ゆの香にお泊りになったお客様が、この宿を気に入ってくれた
というのは本当にうれしいことです。
「ああ、私たちのやってきたことが認められたのだなあ。」
と感無量でした。
11月20日にリニューアルオープンしてから、3ヶ月が過ぎました。
まさに激動の3ヶ月でした。
最初の頃は、お客様アンケート用紙に
『2度と来たいとは思いません！』と
書かれたこともございました
2度と来たくない。
私は今までいろんな所に旅行して、それこそ
1泊2食4000円（！）なんていう
激安のお宿にも泊まったことがあります。
野宿の経験もあります
そんな、宿泊経験を振り返ってみても
「2度と来たくない！」と思うほど
悪印象の宿はなかったようにあります。
（さすがに、野宿はもうしたくはありませんが…。）
「思ったほどいい宿じゃなかった。」
「期待はずれだった。」
と感じることはあっても「2度と来たくない！」なんてよほどの理由が
ないと抱かない感想なのではないでしょうか･･･。
その「よほどの理由」があって、お客様は
当旅館には「2度と来たくない！」
とお感じになったのでしょう。
とてもショックでした。
従業員皆落ち込みましたし、この先どうなるのだろうと
不安になりました。
が、裏面にまで、お客様がクレームを書き込んでいる
アンケート用紙を何度も読み返し、
改善や努力をしてきたつもりです。
それでも、まだまだ改善しなくてはならない問題は山積みです。
その上「ゆの香にしかない」魅力も作り出していかなくてはなりません。
「今まで旅館業の経験がないから。」
というのは言い訳にすぎないというのは、
自分自身が一番わかっております。
生まれたときから、女将さんなんて人はいないのです。
日々新しい経験を積み重ね、多くの人に教えられ、
そしてお客様に育てていただき
少しずつ、「かんなわ ゆの香」をつくりあげていきたいと
思っています。
お客様のお見送りの際
「また来ます。」
といわれることが何よりもうれしい今日この頃です。
