今日は週に1回のお花のお稽古でした。
くるくるうずまきの「ぜんまい」がいい味出してますね
私の師事している先生は、アレンジフラワー、いけばな(池坊)の
両分野において、とても素晴らしい実績をお持ちです。
現在、私はアレンジフラワーを習っています。
先生は、とてもユニークな方で、レッスンに行くと
まず、お花をテーブルの上に置き
「今日は、『かわいく活けてな。』」
と一言イメージを伝えると、後は去って行きます。
残された生徒は、先生同様にユニークな花材を前に
「さて。どうするか。」
と思案にくれるわけです
今日なんて「ぜんまい」ですよ。
「なんだ、このうずまきは???」
と、ぜんまいを手にしばし呆然とした私です。
それでも、何とか自分なりにいけていると
ときおり先生がやってきて
「こういう場合は、こうしたほうが良い。」
と、アドバイスをくださいます。
同じ場所にいけても、私と先生ではまるで違います。
(当たり前ですが)
そんなこんなで出来上がった作品を見て
先生が総評をくださいます。
今日の私の作品は
「梅の枝が生きていない。」
とのことでした
けど
「こでまりのしなやかさが良い。」
とフォローもちゃんとあります。
ちなみに
「そりゃー、言い出したら文句はいろいろあるけど
全部手直ししたら、おれの作品(先生は男性です!)に
なってしまう。
生徒さんの良いところをほめて伸ばしていくのが
最近の指導法なんじゃないかな。」
ということです
こんな穏やかな先生なのですが、昔は
それはそれは恐かったそうで
「こんなのもわからないのか!」
と机をバンと叩いて、生徒さんを叱っていたとか
そういえば、私がずっと師事していたピアノの先生も
とても厳しい方で、一緒に習っていた親友は
楽譜が飛んできたことがあったとか・・・。
芸の道は厳しいのです。
でも、厳しく指導されたからこそ、今の私があるのです。
「芸は身を助ける。」です。
(料理も出来ない、着付けも出来ない、礼儀作法も知らない
ダメ女将が唯一人並みに出来るのがピアノですから。)
さて。
今まで「アレンジフラワー」を習っていた私ですが
本日先生に
「来週からは、いけばなの稽古をしよう。
いけばなは、アレンジよりも難しいよ。」
と言われました。
「いけばなを教えることが出来る女将になって。」
と先生。
そんな日は果たしてくるのでしょうか。
昨年私が、旅館リニューアルに際し2つの目標を
掲げましたが、今年は
1:いけばなで免状を取る(いつになるかはわかりませんが)
2:着付けをマスターする
と、プライベートにおいて、2つの目標を掲げることにします。