お知らせ

料理長の心配事

昨日、忘年会用のチラシに載せる料理写真の撮影が

ありました。

「9月30日に撮影を行いますので、よろしくお願いします。」

と事前に料理長に報告しておいたのですが。

料理長、真顔で言うのです。

「女将さん。チラシなんて作ったら予約が殺到して、板場の

人数が足りなくなりますよ。」

そうなったらよいねー。

当館の料理長は、バブル全盛期を良く知っている世代です。

昭和の団体旅行ブームの頃、当館も客室が足りなくて

「宴会場でよいから寝せて。」

とか

「廊下とか宴会場の舞台でもよいから寝せて。」

というお客様が殺到したそうです。(事実ですよ)

もちろん当館だけではありません。

他所の旅館さんも

「女将さんの部屋でいいから泊めて。」

と常連様に頼まれて、あわててお部屋の私物を全部どけて

客室仕様にしたという話を笑いながら教えてくれました。

どこの旅館も、毎日客室稼働率が100%近かった時代のお話です。

料理長の心配が、現実になるくらい忘年会の予約が入ると良いですね。

そのときはちゃんと人員増員します。