日本一の湧出量を誇る大分県「別府温泉」は「別府八湯」とも呼ばれ、八つの温泉地で形作られる温泉郷です。中でも街の随所から大量の蒸気が沸き立ち、通りの水路には湯気が揺らぐ「鉄輪温泉(かんなわおんせん)」は旅情あふれる昔ならではの温泉地です。旅人の疲れを癒すのみならず、地熱の蒸気を利用するエコロジーな食文化「地獄蒸し」や、泉質を生かした名産品の数々。
湯治の逗留や生活の一部としても欠かすことのできない温泉の湯は、豊富な湯量とともに様々な恵をもたらしてくれます。そして、ご縁が重なり一緒に暮らし始めた猫たちが与えてくれる愛嬌と癒し。猫を愛するお客様や地域との温かな交流。美肌の温泉と猫の宿「かんなわ ゆの香」は、「かぼす」「ゆず」「ざぼん」「レモン」の4匹の看板猫とともにお待ちしております。
- 厨房では料理長(弟)前料理長(兄)の兄弟を中心に、料理人たちが美味しいご飯を作っています。
- 食事処はテーブル席と個室がございます。
- 新館一階のうち、101、102、103は半露天風呂付のお部屋です。また、103、105は、ベッドを置いた和洋室タイプとなります。
- 露天風呂付き大浴場と通常の大浴場は、22時頃入れ替わります。
- グループ様で利用いただける宴会場は、2箇所ございます。
- 壺風呂付き内風呂とタイルのレトロ風呂の家族湯がございます。
- 昭和の雰囲気をそのまま残した〈レトロ館〉はビジネスや一人旅、湯治のお客様に人気です。
- 新館二階の客室は全て広い和室の2間タイプです。
「かんなわ ゆの香」は、鉄輪温泉で50年に渡り「温泉旅館 楽々園」の名で温泉旅館を営んでまいりました。当宿の「レトロ館(旧館)」は、昭和50年代に建てられた棟です。湯治のお客様にお手軽なお値段でご利用いただくために、簡素な造りの客室となっております。各部屋の洗面台と共同のトイレを改修した以外は、当時のままとさせていただきました。
そのため、お客様にはご不便をおかけすることも多々あるとは存じますが、「湯治宿の雰囲気」「昭和の香り」を感じていただければ幸いです。施設は古くとも「おもてなしの心」を大切にお客様をお迎えしております。お気づきのことがございましたら何なりとお申し付けください。
手書きで描かれたパンフレットの印刷原稿
手書きで描かれたパンフレットの印刷原稿。電話番号に市外局番がないため昭和36年(1961年)以前のものと思われます。温泉箇所だけに彩色されたイラストを見ると、宿全体が地獄めぐりのような雰囲気です。露天風呂の周りに立ち並ぶ石鬼が、いっそう地獄めぐりをイメージさせてくれます。のんびりとした時代を証明するように、楽々園は創業時から平成18年まで混浴でした。
別府八湯の中でも、最も温泉が湧出する鉄輪温泉。肌に優しい無色透明・弱酸性の湯は、湯治の長逗留に最適とされてきました。
魚、肉、野菜、地元の旬の食材を中心とした、正統の会席料理を、料理人が一品一品を丁寧に作り上げます。
2間続きの「新館」と「レトロ館」の客室があり、ご希望に応じてお選びいただけるタイプが全5種類ございます。
「かぼす」と「ゆず」、「ざぼん」、「レモン」。当宿には縁あって出会った4匹の「看板猫」がいます。