お知らせ

お客様の一言

当館のリピーター様のご紹介で団体様がご来館になりました。

チェックアウトの際、ご紹介くださったリピーター様が

「気に入ってくださった方もいるようですよ。私も旅館のお役に

立ててよかった。これからもよろしくお願いします。」

と深々と頭を下げておっしゃりました。

私はその言葉に感動いたしました。

お礼を言わねばならないのはこちらなのに、お客様が

「旅館のお役にたてて良かった。」とおっしゃるのです。

ご自身も何度もご来館されているお客様で、それだけで

本当にありがたいことなのに、それにも増して他のお客様を

紹介してくださるというのです。

私は感動したと同時に、自分自身は「お客様のお役にたててよかった。」

という気持ちで仕事をしているだろうか?と振り返ってみました。

まだまだ、日々の業務をただこなすだけで精一杯ですね。

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先日、とある団体様がご宿泊になったときのことです。

こちらの団体様は連泊され、毎日お昼のお弁当をご注文になっていました。

そのお弁当の引渡しのこととか、諸々のご案内を1枚の紙にまとめて

客室に置いていたのですが・・・。

チェックインの際、案内した従業員にお客様がおっしゃったそうです。

「この紙は、わざわざ私達のために用意してくださったのですね。

ありがとうございます。」

と。

旅館をリニューアルして1年と10ヶ月ですが、このようなことで

お礼を言われたのは、はじめてでした。

ご宿泊のお客様のためにご案内を紙にまとめるのは、いわば

「当たり前」の業務です。

そういうことに対してでも「用意してくださった。」という感謝の言葉を

のべるお客様のお気持ちに、私は深く深く感動しました。

と同時に、私は日頃の自分自身の行動を振り返ってみました。

「人にしてもらうすべてのことを『当たり前』だとは思っていないか?

感謝の気持ちを忘れてはいないか?」と。

ゆの香にお客様がいらっしゃるのは「当たり前」のことではございません。

従業員が毎日一所懸命働いてくれるのも「当たり前」のことではございません。

私一人ではたとえお客様がいらっしゃったとしても、お部屋をご用意して

お食事をお出しすることは出来ません。

お風呂の準備すら出来ないでしょう。

すべての人に感謝です。