一昨日、楽々園にアメリカ人とフランス人のお客さまが
いらっしゃいました。
私達、先日ハワイ旅行の際に、ホテルのスタッフや店員さん
ブライダル関係の方々にとても親切にしていただきましたので
「今度から、旅館に来てくださる外国人のお客さまにも
親切にしようね。」と話していたばかりです。
やはり、外国で親切にしていただくと、とても心強いです。
・・・とはいったものの、主人はともかく私は英会話がほとんど
出来ません。
それでも大抵、別府観光に訪れる外国の方は日本語が
お上手でいらっしゃいますので、今までは特に困ることが
なかったのです。
しかし、一昨日みえたお客さまは、日本語がまったくと
いっていいくらい話せない方たちでした。
主人がいるときには、代わりに応対してもらったのですが
私一人のときにお客さまに話しかけられた際には
もう大変。
例えば、お客さまのお部屋にお布団を敷きに行くとき
普通でしたら
「お布団敷きにまいりました。」
とお断りして、作業をすればいいのですが、英語で
『布団を敷く』ってどう言えばいいのでしょう?
困り果ててしまった私。
そんなとき、ハワイ旅行のことを思い出しました。
宿泊したホテルでは、1日に2回、メイドさんによる
ベッドメイキングがありました。
楽々園にはベッドはございませんが、何となく
意味は似ている気もしませんか?
・・・というわけで
「ベッドメイキング!」
とお客さまに言ってみましたところ、ご納得
いただけたようです。
スムーズにお布団を敷くことが出来ました。
その後、主人と一緒に『地獄めぐり』について
ご案内をしたり、先日行ったハワイの話をしたりして
国際交流に挑戦してみました。
次の日の朝、チェックアウトの際に
お客さまに『かぼすゴーフレット』というお菓子を
お土産に差し上げました。
すると、フランスのお客さまが
お返しに板チョコを一枚くれました。
「ショコラ。」
とお客さまはおっしゃってにっこりされました。
フランスではチョコレートのことをショコラと
言うのですね。
ショコラは美食の国フランスらしく、上品な
お味でした。
『かぼすゴーフレット』は外国の方のお口に
あったでしょうか。