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フェイク

昨年の夏、ちょっと奮発して「帯留め」を買いました。

はじめて自分で買った帯留め。

作家さんの手作りですので1点ものです。

夏らしく、テッセンの花のモチーフがついていて

とても涼しげなデザインが気に入っています。

「今度の夏は、この帯留めを使おう。」

と、大事にしまっていたのです・・・。

(ちゃんと桐の箱に入れてしまっていました。)

今日、ふとこの帯留めのことを思い出したので

箱から出してみたのですが・・・。

「きゃー!変色してるー叫び

新品のはずなのに、黒くすすけていました。

一度も使ってないのに、見た目はすでにアンティークガックリ

原因は、おそらく温泉成分です。

当たり前ですが、帯留めを温泉に浸けたわけではありません。

しかし、鉄輪は温泉成分が空気中を漂っていますので

銀製品などは、3日で真っ黒になります。

この帯留めは、銀製品ではないのですが、きっと

それに類似した成分が含まれるのでは・・・。

かなり凹んでいます。

凹みネタをもう1つ。

とても気に入っている正絹の着物があります。

「買ったけど着なかったから。」と、ある方にお譲りいただいたその着物は

とても柔らかくて、着心地が良くて大のお気に入りです。

ちゃんと、私のサイズにお直しもしていますので、本当に着易いのです。

けど、ある日ハンガーにかけている着物の裾を見てびっくりしました。

「きゃー!袋になってるドクロ

(注:裏地が濡れて縮んだため、表の生地とずれている状態)

たぶん、お湯加減を見に行った際、裾が濡れて縮んだのでしょう・・・。

私は悟りました。

「温泉地に着物は向かない。これから仕事のときはポリエステルの着物を着よう。

アクセサリーは模造品を買おう(注:ゴールドやプラチナは変色しません、けど

プラチナの帯留めなんて高くて買えません。)」

明日は、ネットで注文したポリエステルの着物が届きます。

これなら、ガンガンお風呂の湯加減も見れるわ!