今朝お客様がお会計の際に
「女将さん、もしかして以前○○(某特別養護老人ホーム)
に音楽会で来ていた先生ではないですか」
とたずねられました。
確かに私、独身の頃、こちらの老人ホームにて
入居者の皆さんと一緒に楽器を作ったり、歌を歌ったりしていました。
「はいそうです。」
「私、○○に勤めているんですよ。」
本当にびっくりしました。
まさかこんなところで再会するとは思っていませんでしたので。
それはお客様も同じで
「確か先生は、別府の旅館の女将さんになるって聞いてはいたけど
まさかこちらとは思ってなくって。でも、宴会のご挨拶のときのしゃべり方が
音楽会のときと同じだったから。」
ということをおっしゃっておりました。
当時一緒に音楽を楽しんだご老人は、今も元気で過ごしていらっしゃるそうです。
こういう楽器を入居者の方と一緒に作って、それを演奏したりしたのです。
このデンデン太鼓は、ガムテープの芯を利用して作りました。
大量のガムテープの芯を必要としましたので、とある食品会社にお願いして
芯を集めた記憶があります。
(食材を発送する際にガムテープを使うので。)
こちらは、ヤクルトの空容器に大豆を詰めて作ったマラカス。
ご老人が毎日お召し上がりになるヤクルトの容器を集めて
職員さんのお母様がお勤めになっているお豆腐屋さんから
大豆を分けていただきました。
手作り楽器を持って「きよしのズンドコ節」とか「同期の桜」とか
「籠の鳥」(ご存知ですか?大正時代の歌謡曲ですよ)などの
お歌にあわせて、演奏したのです。
私、今でもこれらの超懐メロを歌うことが出来ます。
(さすがにカラオケでは歌いませんが)
それにしても、こんなところでご縁があるとは。
以前もブログで書きましたが、中学の頃の英語の先生も
部活の生徒さんの引率で、何度もご宿泊いただいておりますし
旅館業って、いろいろな方とのご縁があって楽しいです。
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おまけ
社長@メタボが着物を買ってくれました。
夏らしく涼しげな色です。
社長@メタボは、こういう地味目の着物が好きなんだそうです。
それならば、いつかは結城とか大島とか買ってください