タンスを整理していたらこんなものが
出てきました
浴衣です。
この浴衣、実は私が縫ったんですよ
反物を買って、裁断して手縫いでチクチクと・・・。
しかも、中学生のときです
夏休みに、家庭科の課題で、何かしらの作品を
作って提出しなくてはならなかったのです。
何を作るかは本人の自由でしたので、皆、クッションや
巾着袋を作っておりました。
「皆と一緒じゃ、赤リボンはもらえないな。
先生をあっ!と驚かせるものを作らないと・・・。」
と、当時の私は考えました。
赤リボンとは、優秀な作品に先生がつけてくれるリボンの
ことです。
そこで手先の器用な母親に相談して、浴衣の制作と
あいなったわけです。
私の母親は、着物や浴衣は着ませんし、和裁や洋裁を
習ったこともありませんが、とても器用な人で
手芸本を見ただけで、洋服やバッグなどをささっと
作っておりました。
子供の頃は、セーターや手袋などはほとんど
母親の手編みのものでした。
この浴衣もNHKの手芸講座かなにかのテキストを見て
私に教えてくれたのです。
当たり前ですが、浴衣を縫うのなどはじめてですので
苦戦しましたが、それでも何とかこのように仕上がりました。
もちろん、着ることも出来ますよ
苦労の甲斐あって、見事「赤リボン」もいただきました
私も結構器用でしょう?
ただし、母とは決定的な違いがございまして
私は手芸は苦手ではないのですが、大嫌いですので
もし、子供がいたとして、学校に雑巾を持っていかねば
ならないなーんて状況になったら、間違いなく
お店で雑巾を買って持たせます。
母などは
「プールの時間の着替えに使う、スカート状になったタオルが
お店に売ってたけど、あんなの買う人がいるのかしら?
作るのなんて簡単なのに」
と驚いておりましたが、あなたの娘はきっと買います。