※愛煙家、嫌煙家それぞれご意見があると思いますが、互いを批難するようなコメントはお控えくださいませ。
あくまで1旅館が客室禁煙化について考えているという記事です。
今日は久々の雨となりました。
最近私が考えていることを今日は書きます。
ゆの香は2006年の11月20日にリニューアルオープンしました。
その際本当は「新館客室全て禁煙」としたかったんです。
しかしながら、今から9年前、都心のホテル、旅館はいざ知らず
地方の旅館でそれはほとんど前例がなく・・・。
楽々園時代からいらっしゃっている常連団体様のことも考えて
断念しました。
ただ、時代は変わっていきます。
2015年の現在、「客室禁煙」のお宿はとても増えてきました。
客室だけでなく、乗り物、レストラン、公共施設に病院・・・。
分煙化が当たり前の時代です。
その中で、今でもゆの香の客室は「喫煙可」です。
そのためお客さまがご予約の際に「禁煙室はないとのことですので
消臭対応をお願いします。」とご要望になります。
そのご要望は年々増えています。
この「消臭」というのが実はとても難しく、空気清浄機をターボにし
窓を全開、消臭スプレーを利用しても、次のお客さまのチェックインまでに
完全に消臭できない場合もございます。
(詳しくはわからないのですが、タバコの銘柄によって臭いが残りやすいものが
あるようです)
この作業が、かなり効率が悪く、かつお客さまにも快適にお過ごしいただけない・・・。
正直なところ、消臭作業で午前中がつぶれてしまうこともあります。
それなら、思い切って新館客室は全て「禁煙」にしよう。
と、最近考えています。
実際、今でも「宴会場では他の人がタバコを嫌がるから吸えないんだ。」
「家族が嫌がるから部屋でもタバコは吸えない。」
と、愛煙家の皆さんは喫煙コーナーへいらっしゃいます。
愛煙家の方々におたずねしても
「今の時代、分煙は当たり前ですから、それは仕方ないと思っていますよ。」
とおっしゃる方が多いようです。
もちろんいきなり明日から「新館客室は禁煙」というわけにはまいりませんが
来年の10周年を目処に、新館客室の禁煙が実現出来れば・・・。