旅館の女将といったら、やはり着物を着ている姿を
想像されるのではないでしょうか?
しかし、私は着物を着ることが出来ないのです
そこで、リニューアルまでに着付けを覚えようと
決心し、メイドさんに習うことにしました。
ベテランメイドさんに
「着付けのときに必要なものを教えて」
とお願いし、それらの道具(?)を呉服屋さんに
買いに行きました。
着付けのためにはいろいろな物が必要です。
紐、コーリンベルト、伊達締め、帯芯、襟芯
うんじゃらかんじゃら(忘れました)
呉服屋さんにたずねながら、それらのものを
買い揃え、着付けの練習です。
メイドさんいわく
「最初は人に手伝ってもらいながら着たらいいわよ。
何度かやってるうちに覚えるって。簡単よー。」
のことですが、とてもそうは思えません。
だって、紐や帯などを何本も何本も体に巻きつけるのですよ
その順序を覚えることなんて一生かかってもムリそうです。
その上、とにかく苦しいのです。
「・・・こんなの着て、良くお仕事出来ますねえ。」
と感心してメイドさんに言ったところ
「慣れる慣れる!」
と笑われました。
着付けを教えてくれたメイドさんも、旅館で仕事を
するようになって、仕事仲間に教えてもらいながら
覚えたそうです。
人間、必要に迫られると必死になって覚えるものですよね。
私も明日の宴会のご挨拶には着物で行くことにしま・・・しょうかね?