昨日行ってきた大分県臼杵市では
今でも城下町の名残が随所に見られます。
こんな感じ。
狭い路地が入り組んでいます。
風情があります。
こちらのお店は、「古布(こふ)」を使った小物を
販売しています。
古布とは、江戸時代から昭和初期の頃の布を
言うそうです。
よく、おみやげ物屋さんなどで
「古布ちりめんの小物」とか販売していますが
あれは、ポリエステルのプリント物で、あくまでも
「古布風」です。
本物の古布は、例えば江戸時代のものですと
タオル1枚くらいの大きさで7万円~するそうです!
ひえー。
皆様のお宅の蔵に、古いお着物眠っていませんか?
え?蔵なんてない?
我が家もです(笑)
古布を使って作られた敷物。
元は、着物の帯だったもの。
素敵な柄です。
小さなお雛様を飾るときに下に敷こうと思って買いました。
比較的お手ごろ価格でしたので、きっと昭和の時代のものですね。
どんなお嬢様が締めていたのでしょう。
お店は、築150年という古いお屋敷です。
身長156㎝の私でも手が届くくらい、天井が低いお部屋なので
「わー。手が届く。」
と興奮していたら、お店の方が
「お侍さんが刀を抜いて振り上げたときに、天井が邪魔をするように
わざと低くしてあるのですよ。」
と教えてくださいました。
なるほど。
身を守るための手段だったのですね。
築200年は経っているという立派なお庭からは
臼杵市街を見渡すことが出来ます。
古いおうちが多いですね。
写真上部に写っているのは、桜の枝です。
春は、きれいな桜を愛でることが出来るのか。
さぞ美しいことでしょう。