昨日行った臼杵は、高級魚のふぐが有名で、市内にも
数多くのふぐ料理屋さんがあります。
小室哲哉さんも、奥様のご実家が臼杵の有名ふぐ料理店ですので
苦手なお魚が少し食べられるようになったんだそうです。
(そりゃー、山田屋さんのふぐでしたら『魚嫌い』なんて言って
食べないんじゃもったいない!)
が。
「関アジ」「関サバ」同様、ふぐなんて庶民がおいそれと食べられるような
代物ではございません。
そこで昨日は、臼杵の郷土料理でもある「黄飯(おうはん)」を
食べてみました。
その名の通り、黄色いご飯。
カレー味じゃないですよ。
くちなしの実で色づけしているだけで、味は普通のご飯。
それに、おつけものやお味噌なんかの簡単なおかずとか
「かやく」と呼ばれる、根菜類の煮物と一緒に食べます。
これが「かやく」
お味噌汁みたいですが、味噌味ではありません。
鶏のひき肉が入っていましたので、それらのダシが
出ているみたいです。
非常に薄味でした!
ちなみに「黄飯」は、江戸時代、臼杵藩の財政が困窮した際
おめでたいお席で振舞う「赤飯」の代わりとして生まれたもの
らしいです。
うーん。
確かに、質素です。
また、キリシタン大名大友宗麟の本拠でもあったとのことで
スペインのパエリアの影響を受けているという説もあるのだとか。
・・・パエリアみたいに、具は入っていませんが、色だけ一緒。
(あちらは、サフランで色づけします)
私たちが「黄飯」を食べたのは、こちらのお店。
小手川商店さん。
「野上弥生子文学記念館」の前です。
店内ではお醤油などを販売しています。
ふるーい時計。
「精工舎(今のセイコー)」時代の時計です。
小手川商店さんでは、「味噌ソフトクリーム」というものも
販売しております。
(昨日のブログで紹介したものですね)
味噌ソフトクリーム、300円。
お味噌の味というよりは、プリンのカラメルみたいな
香ばしい味でした。
美味しいですよ☆
城下町の風情とともに、昭和レトロな町並みも
随所に見られます。
とても懐かしい気持ちになれる素敵な町です。
別府からは高速で1時間かかりませんので
ぜひ臼杵にも行って見てください♪