お知らせ

走れ女将

昨日は常連団体様をはじめ、1部屋に5名以上ご宿泊の個人のお客様など

チェックインされるお客様の人数が多い1日でした。

というわけで、私たちはおおわらわ。

そんなときに限って、用事は重なるもので、気が付けば某営業マンが

やってくる時間。

しばらく営業マンには待っていただき、商談となりました。

「今日はお忙しいですね。」

「団体様もお入りになりましたので。」

なんて会話の後、書類にサインをしている際、営業マンが

「女将さんって、着物姿でいつも走っているんですか。すごいですねー。」

と何気なく言いました。

「そうなんですよ。うちみたいに小さな宿ですと女将が何でもするんです。」

なんて答えたりしたのですが。

夜、脱いだ着物をハンガーにかけながら、再び営業マンの言葉を思い出し

「人が見て驚くくらい、着物で走り回っていたら裾(八掛)が破れるのも

当然だよねえ。」

と一人苦笑しました。

新米女将のゆの香日記-着物

まだ自分で着付けも出来ない頃、何気なく呉服屋さんに立ち寄って

買った着物。

それが「紬」であると知ったのは、着付けを習い始めたときでした(笑)

今となってみれば、何であの時突然着物を買ったのかは謎。

着物や帯、長じゅばん、小物類、ぞうりまで一式買って帰った私を見て

社長@メタボは呆然としておりました。

そりゃそうですよね。

断りもなく、突然妻が着物一式買って帰って驚かない夫はいない。

しかも当時は自分で着ることも出来なかったのに(笑)