温泉旅館 楽々園にはたくさんの団体様がいらっしゃいます。
福岡県、宮崎県、山口県からフェリーに乗っていらっしゃる団体様もあります。
10年以上ずっと楽々園をご贔屓にしていただいている方ばかりです。
中には「30年以上前から、楽々園に来ているよ。あなたが生まれる前からここを知ってるんだよ。」
とおっしゃる方もいて驚きます。
私など、「楽々園歴」は若干半年です
でも、30年で驚いてはいけません。
先日おこしいただいたお客さまは
「この旅館をおばあちゃんが切り盛りしている頃から来てるよ。
昔は楽々園には『鬼』がいたんだよ。」
と話してくださいました。
おばあちゃんとは、先々代のことです。
40年以上前の話になります。
でも『鬼』とは何でしょう
不思議に思っていたわたしに女将が古い写真を見せてくれました。
「あ!鬼が写ってる。ここどこですか?」
とたずねたわたしに
「楽々園よ。昔は鬼の像が庭にあったの。」
と驚愕の事実を聞かせてくれました。
別府には地獄めぐりという観光施設がありますが、そこにある
鬼の像のようなものが、楽々園の庭にもあったらしいのです。
湯煙がもうもうと沸き立つ中に見え隠れする鬼
その光景を子供さんが見たら泣いてしまったのでは・・・?
そういえば、別府には昔、大仏さまも建っていたといいます。
また「ひょうたん温泉」という入浴施設には、展望台付きの
ひょうたん型の建物も建っていたとのこと。
これらの派手で、ちょっと大衆的でもある建造物は
古き良き時代の別府を彷彿とさせますね。
今の楽々園には鬼はいませんが、「鬼嫁」がいるよなんて
言ってるのは誰ですか?